新卒教師,新採用教員が同じ失敗をしないために
4月から教師になるみなさんへ
新卒教師,新採用教員が同じ失敗をしないために
4月から教師になるみなさんへ
◇どんな仕事であっても,仕事のやり方を知っていないと,すぐにつぶされてしまいます。
毎日の仕事が終わらず,次の日にためてしまって,だんだんと仕事に追われるようになるからです。
どんな仕事にも,専門的な知識や技能というものがあります。
それを知っておくことはもちろんのこと,もう一つ知っておかないといけないことがあるのです。
それは,仕事の進め方,です。
仕事をどのようにこなしていけばよいのか,能率的な仕事の進め方を学ぶ必要があるのです。
一言で言えば,次のことを知っているかどうかが問われるのです。
「仕事術」
「時間術」
◇ただし,これはあくまでも,教師のための仕事術であり,時間術でなければなりません。
教師として,どんな作法で仕事を進めたらよいのか。
能率的な仕事の進め方だけでなく,教師としての仕事の作法も合わせて学ぶ必要があります。
情熱をもちつつ,時間を上手に使って,そして,効果を最大限に上げないといけないのです。
◇適当に仕事をしている教師が,仕事術について語っているのを聞いたことがあります。
現場での情熱もなく,単に楽をすべく能率的な仕事を語っているわけです。
結果を追い求めることなくして,口先だけで,ペラペラと仕事術や時間術を語っても,言葉が上滑りするだけです。
◇教師としての矜持をもった仕事術,時間術を学ぶ必要があるのです。
仕事術と時間術をなぜ学ぶのか。
それは,最大限の教育効果を出すためですが,理由はこれだけではありません。
もう一つの理由は,自分の身を守るためです。
仕事の進め方や,時間の使い方を知らないと,仕事に押し潰されてしまうことになるからです。
夜中の10時になっても仕事が終わらない。
休日も仕事ばかりしている。
成績をつけるときには,何時間もそのことに時間を費やしている。
睡眠不足になり,元気もなくなり,授業の準備もおろそかになる。
こうなると,どんなに4月に元気のあった若手教師でも,もう3月には見る影もなくなっています。
例えば,以下のような書籍があります。
『残業ゼロで、授業も学級経営もうまくなる! 若手教師のための「超」時間術』(明治図書)
◇授業や学級経営,子ども対応に関する「専門的な知識と技能」を学ぶことはもちろんのこと,我が身を守るためには,「仕事術」と「時間術」も同時に学んでおく必要があるのです。